ガーミン235J フォアアスリートを徹底レビュー【21のポイントを解説】
ランニングウォッチでどれを買おうか迷ったことはありませんか?
ガーミンの230Jにしようか、それとも235Jにしようか・・ エプソンもいいな、ポラール、スントも・・ ・
今回はランナー向け心拍計付き時計で、一番人気の「ガーミン フォアアスリート235J」を1年以上、徹底的に使用した私がレビューしていきます。
購入前に機能や使い方などすべて把握しておきましょう。
メリット・デメリットは?電池の減りはどう?おすすめのアプリは?心拍数の表示は正確?など疑問にもお答えしていきます。
ガーミン 235J 基本情報と初期設定
ガーミン235Jはブラック・レッド、ブラック・オレンジ、ブラック・グリーン
3カラー展開です。防水・光学心拍計(腕で心拍数が測れます)のランナー向け腕時計としてはトップクラスの人気を誇ります。
どの色を選んでも同じですが、色選びに迷われたときはウェアと同じ色か、同系色が合わせやすいのでおすすめです。
それではさっそく開封~初期設定していきましょう!
私はシューズ(ニューバランス)の色と同じオレンジを選びました!
箱の中身↓
替えのベルト(リバースカラーベルト)が付属しています!
ベルトはひんぱんに使っていると紫外線や汗の塩分で劣化し、2年くらいで劣化したり、切れたりしますので嬉しいですね!ちなみにピン(ベルトと時計本体を留める)の替えはありませんので、なくさないように要注意です。
チャージングケーブルのクリップにはさんで充電していきます。(なお、チャージングケーブルは4900円税別で単体販売もしています)
初期設定は1分かからないくらいで終わります。タッチパネルではないので、右上の決定ボタン(ランナーのマーク)と左下の∧∨ボタンで進めていきます。
なお、日時は最初ズレていると思いますが、のちほどGPSを同期すれば自動設定してくれるので、ズレたままで大丈夫です。
それではガーミン235Jの機能の特徴を徹底レビューしていきましょう!
ガーミン 235J がGPSをキャッチして走り始めるまで
トレーニングをはじめましょう。
GPSの補足までは、開けた場所ですとほんの数秒ですね。
左上の電波マークが緑色の5本になれば、GPS補足状態です。
距離・速度の測定やどこを走ったのか?記録できるようになります。
(GPSをキャッチするまで、旧製品では数分かかることもありました・・・
235Jマニュアルには30秒~60秒かかると記載がありますが、公園や河原などの開けた場所ですと実際数秒でGPS補足が終わります。
劇的に早くなりましたね!)
ガーミン235J 光学式心拍計の性能 VO2Max(最大酸素摂取量)の測定も可能に
胸バンド不要、腕で心拍数の計測ができる光学心拍計がついています。
前モデルの225Jより精度はワンランクアップしている印象です。
光学心拍計は緑色の光を血管に当てて、反射する光を読み取って計測しているそうです。そのためブカブカに235Jをつけたりすると精度が落ちますし、ウェアの上に235Jをつけると計測ができませんので注意しましょう。
予想タイムを推定できる!VO2Max機能レビュー
20分以上のトレーニングをすると、最大酸素摂取量=VO2Maxを勝手に計測してくれます。
余談ですが V=Volume O2=酸素(オーツー) Max=最大 でブイオーツーマックスです。
酸素の摂取量を計測して何がうれしいかということですが、なんと
5km、10km、ハーフ、フルマラソンの予想タイムを推定することができます。
もちろん厳密なものではありませんので、精度はそれなり・・です。
何度も使用することで、だんだん精度が上がっていくようです。
足の脚力なんかは考慮されない予想タイムなので、後半足が痛くなってタイムが伸び悩む・・という方にはずいぶん早めの予想タイムが表示されやすいと思います。
ガーミン 235J ランニング中の使い勝手をレビュー
心拍数表示はもちろんですが、ペース、速度、距離などが常時表示されます。
画面カスタマイズが詳細にできますので、文字を大きくして画面を切り替えながら使ったり、一画面に4~5情報をミチッと常時表示に変えることもできます。
他にも、細かい機能が地味ですが大変便利で、ストレスなしに走れるよう工夫されていますね。
たとえば、私のように市街地で走る場合は、信号待ちでデータが乱れるのが気になります。「自動ポーズ機能」で信号待ちなどで止まっている時はタイムの計測が勝手に止まり、ランニングを再開すると勝手に測り直してくれます。
便利ですね。(旧機種では、信号待ちのたびにポーズボタンを手で押していました)
自動ポーズ機能は初期設定ではオフになっています。市街地のランナーはオンにすることをおすすめします。
完全に止まらなくても、徒歩ペースになったら自動ポーズという設定もできます。
また、旧機種では画面タッチパネルのものがありましたがランニング中の誤作動が多かったです。235Jはボタンのみ、タッチパネルはありませんので誤作動はゼロですね。
心拍ゾーントレーニング
心拍ゾーンとは心拍数の数値別に5段階のゾーンにわけて、目的別にこのゾーンを意識しながらトレーニングしましょうね、という考え方になります。
初心者は特にキツめの運動をしがちですが、たとえば、ダイエット目的でしたらゾーン2(Z2 5段階で2番目に軽い方)で十分でしょう。
235Jでは色分けで心拍ゾーンがわかりますので、「青色」の心拍ゾーンで走る、と意識していれば大丈夫です。
(古い機種のように心拍数 108~126で走るぞ、今は110だな・・ なんて考えなくて良いです(笑))
ガーミン 235J でランニングログの確認 コネクトアプリ レビュー
ランニングなどのトレーニングの後は、スマホやPCのコネクトアプリ(ガーミンコネクト)で過去データも含めて詳細が確認できます。
↑こちらはスマホ(iPhone)の画面です。
ダイエット管理用に、体重の推移なども見ることができます
何年分もさかのぼってデータが蓄積できるので、これがあるのでずっとガーミンを使い続けてしまうんですね~~
(もちろん他メーカーの時計に乗り換えると、データはゼロからです)
ガーミン 235J ライフログ機能で歩数やカロリーを常時計測
ガーミン235Jを一日中装着していると、歩いた、座った、寝たなど自動で記録してくれます。
↑の画面では、歩数 移動距離 消費カロリーが表示されています
ライフログとして利用している時はGPSを利用しないので、バッテリーは長期間もちます
最大9日間ということですが、体感的にはだいだい一週間くらいですね。
ガーミン 235J で音楽再生できる?
ガーミン235J単体では音楽再生機能がありません。音楽を再生させたい場合は、vivoactive3 music や ガーミン フォアアスリート 645music を選びましょう。
スマホとペアリングすると、スマホの音楽再生・停止等を235Jからコントロールすることはできます。
ガーミン 235J の充電方法と、電池の減り具合は?
充電0%→100%フル充電まで約2時間です。
実際0%まで使い込むことはないので、70%くらいで充電していますが
70%→フル充電まで約30分です。
風呂に入っているときや、寝ている間に充電していますが十分早いですね。
1年くらいの利用ではバッテリーが消耗してきている感じはそれほどありません。
2年くらい使い込むと、バッテリーが消耗してくるのでしょう、バッテリー目盛りの減りが早くなってきます。バッテリーの交換は自分ではできません。メーカーのガーミンジャパンにお願いする必要があります。
なお、充電の際には、アダプタでコンセントに直接つなぎましょう。PC接続ですと、電圧が低かったりして充電に非常に時間がかかる場合があるようです。
電池の減り具合、連続使用時間は?実際の使用感をレビュー
公式ページによると最大連続使用時間は以下になります。
最大なので、実際はいろいろ操作したりしてバッテリーを消耗しますので、これより2割くらい?使用時間が短い印象です。
– トレーニングモード(GPS):約11時間
– トレーニングモード(GPS+GLONASS):約9時間
約40kmを約4時間で走ってバッテリーは半分以上残っていました。単純計算で8時間以上~もちますね。
フルマラソンまでなら大丈夫です。100km超えのウルトラマラソンですと、上位機種のガーミン935などが必要ですね。
– 時計モード:約9週間
時計だけで使うってことはあまりないですね・・・
– 時計モード+ライフログ+通知機能+光学式心拍計:約9日間
通常はこのモードですね。4日くらいライフログとして利用して、バッテリーは半分以上残っていました。
ガーミンジャパンに聞いてみた、ズバリ電池の消耗を抑えるコツは?
最大利用時間ぎりぎりいっぱいまで使いたい、では電池の消耗を抑えるコツは?ガーミンジャパンに聞いてみました!
- バックライト バックライトは電池消費が大きいです。夜間は街灯の下など明るいところでチェックするなど工夫すると良さそうです。
- GPS GPSオンですとGPSの補足、計算にかなりの電力を消費します。必要ない時はGPSをオフにしておきましょう。
ガーミン235Jの防水性能は?
完全防水(50m)です、時計なので最初はとまどいますが手洗い、汗OK
もちろんお風呂にザブッとつけても問題ありません!
汗は塩分を含むので、ランニングの後は水でザブッと洗ってあげたほうが良いと思います。
ガーミン 235J アプリ でウォッチフェイス(画面)カスタマイズ
ウォッチフェイス(画面)とカスタマイズは自由にできますので、表示項目を変更・追加して好みのデータを表示させておけます。
ConnectIQ(コネクトIQ)アプリで自分好みにカスタマイズ
ConnectIQアプリが充実してきて、画面表示をかっこよくするもの、トレーニング情報の分析を細かくできるもの、エンタメ系などいろいろと無料で利用できます。
ステップ数(ライフログ機能)に応じて、猫が魚を釣ってくれる、なんてアプリも見つかりました。
口コミもかなり良いですね、アプリのレビューもチェックすると良いでしょう。
ガーミン 235J 保護フィルムで画面を保護する
今回は購入してからしばらくして保護フィルムを貼ったので、画面に細かい傷がたくさんついてしまっていました。気にするほどではないのですが・・小枝にあたったり、時計本体を落としたりして結構傷がつきがちですね。
やはり購入と同時に保護フィルムを貼ることをおすすめします。
ガーミン 235J ベルト交換
ガーミン235Jはもともとの本体ベルトに加えて、リバースカラーベルトがもう一本ついていますので、予備として使えます。
ベルト交換用のドライバー2本も最初から付属ですね。(2本あるのは、1本でネジを回す際にもう1本で逆側ネジを固定する用)
ベルトをさらに追加購入する場合は5000円(税別)です。
ガーミン 235J 保証
保証期間は1年間です。
1年を過ぎても、有料でメーカーに修理してもらうことができます。
ガーミンジャパンに聞いてみた!1年を過ぎた後の修理代金はどのくらい?
1年間はメーカー保証がついています。
では、1年を過ぎて故障するとどうなるのか??
ガーミンジャパンに聞いてみたところ、修理代金は
18,000円+消費税
バッテリーの交換もこのお値段です。
新品本体価格が大分安くなってきましたので、修理をするか、新しいものを買うか結構迷うことになりそうです。
ガーミン235Jのリカバリーアドバイザー
回復に必要な時間をアドバイスしてくれるものです。
休むのも練習、ということでしょうか。
他社ウォッチには無い機能ですね。
ガーミン235Jの通知機能のレビュー
スマホと連動させておきましょう。
電話着信の通知や、LINEなどのSNS通知がありますのでリアルタイムで画面に表示されます。バイブしますので結構気づきます。
カレンダー機能でGoogleカレンダーなどの内容も表示されます。
ガーミン235Jの画面の見やすさ
・明るい場所での見やすさ
画面の反射、チラツキがありませんのでとてもクリアに見えます。解像度も高いですね。ドットによるギザギザ感が少ないです。
・暗い場所での見やすさ
夜間ランの場合は、周りが暗いと画面が見えません。
左上の太陽マーク(電源/バックライトキー)を押すと、バックライトが付きますのではっきり見えます。
バックライトは電池を消耗しますので、利用時間が短くなることには注意が必要ですね。
ガーミン235Jのレビューまとめ
ガーミン235Jですが、一般的なランナーに必要な機能がバランスよくそろって使い勝手が良いですね。
価格とのバランスも良いので、口コミでもトップクラスの人気というのも納得です。
ウルトラマラソンなど9時間以上のランをする方や、トライアスロンなどの方はさらに上位機種も検討されてみると良いでしょう。
ガーミン フォアアスリートシリーズで上位機種は 645と735XTJと935になります。
初級者~フルマラソンまでのランナーには、十分満足できる機能だと思います。