ガーミン245 Musicフォアアスリートを徹底レビュー【22のポイントを解説】
(画像:ガーミンジャパンより)
最近のランニングウォッチはGPS機能がついているものが増えてきましたね。
その中でガーミンは人気のあるメーカーの1つです。
今回紹介するのはガーミン245MusicというGPSウォッチになります。
ガーミン235の後継機種になる ガーミン245Musicの基本機能や使い勝手を解説させていただきます。
どのようなところが変わったのか、どんなランナーに向いているのか見てみましょう。
ガーミン 245 Music 使い方・基本情報&初期設定の流れ
ガーミン245 Musicは GPS・光学心拍計(手首)、そして音楽を最大500曲を取り込むことができます。もちろん防水機能もあるので、ラン・バイク・スイム(屋内)にも使えるハイスペックなGPSウォッチになっております。
カラーは、ブラック・ホワイト・アクアの3色と自分の好みに合った色が選べます。
付属品は、充電ケーブルとクイックマニュアルです。ステッカーも入っていました。
ガーミン235の時には付属されていた替えベルトは、今回のガーミン245 Musicには入っていませんでした。
初期設定ですが、電源を入れると最初に、文字表記が出てきます。
「日本語」「English」の2択です。英語の方がカッコよさそうですが、設定等をするには日本語の方がわかりやすいと思います。
あとは表示されるガイダンスに沿って選択またはGarmin Connectというアプリで設定ができます。時間はさほどかかりません。初期セットアップを完了すれば、全て設定しなくても使えます。
初めてガーミンを使われる方はGarmin Connectは無料でインストールできますので、スマホよりダウンロードしましょう。PC版のGarmin Expressもあります。
では、早速ガーミン245 Musicを使ってみましょう。
ガーミン 245 Music でGPSを補足して走り始めるまでの時間は?
まずGPSを受信するために右上のボタンでラン・バイク・スイムなどを選択します。
選択をすると自動的にGPSを受信してくれます。
受信所要時間は、開けている屋外であれば30秒もかかりません。速い時は5秒くらいで受信してくれます。靴ひもを結んでいるうちに受信が完了するくらいです。
ちなみに家の中でも窓際でしたら少し時間はかかりましたが受信できました。
ガーミン245 Music の光学式心拍計の性能は? VO2Max(最大酸素摂取量)の測定も可能!
光学式心拍計は時計本体の内側に緑色の光を出す光点があり、そこで心拍数やVo2Maxを測定することができます。
以前までは胸にベルトを付け後付けのような形でしたが、ガーミン245 Musicは後付けのベルトは不要です。
ちなみにガーミン235の時は光点は3か所でしたが、今回のガーミン245Musicは2か所になっています。
実際に両方付けてみましたが、心拍数に関しては大きな差は出ていません。
※左が3か所のガーミン935 右が2か所のガーミン245 Music
VO2Max(最大酸素摂取量)とは1分間に酸素を取り込むことができる最大量のことです。
なかなか自分では把握できないところも自動で測定をしてくれます。
色分けによってその日の調子を教えてくれます。
※ガーミン公式ホームページ 操作マニュアルより
https://download.garmin.com/jp/download/manuals/ForeAthlete245_OM_JA.pdf
VO2Max機能で予想タイムを推定!
これがとてもやる気を出してくれる機能なんです。
Vo2Maxのデータより、5km、10㎞、ハーフマラソン、フルマラソンの予想タイムを算出してくれる機能です。
あくまでも心肺機能から出しているデータなので、足の痛みによるペースダウン等は考量されていないと思います。
ただ練習をしながらレース本番に向けての体調管理やモチベーションアップにはよさそうです。
ガーミン 245 Music ランニング中の使い勝手をレビュー
運動を始めるときにラン・バイク・スイムなどのアクティビティを選択します。
GPSを受信したら、ランニング開始です。
ランニングを開始してしまえばそこまでボタンを押す機会は多くはないでしょう。
1km毎のオートラップにすれば、自動的に1キロ毎にラップをとってくれます。
1画面に最大4項目の情報を表示できます。ページは10ページまで設定できます。
メイン画面に自分が必要だと思う項目をピックアップして自分オリジナル仕様にしましょう。
私は心拍、ペース、経過時間、距離をメインに表示して、あまり見ないものは2ページ目3ページ目に設定しています。
心拍ゾーントレーニング
心拍を測定してくれるので、自分が今どのくらいの状態なのかを確認しながら走ることができます。
※ガーミン公式ホームページ 操作マニュアルより
https://download.garmin.com/jp/download/manuals/ForeAthlete245_OM_JA.pdf
『後半苦しくなってペースが落ちてしまうので、前半はあまり心拍数を上げないように気を付けて走ろう。』などといったペース配分や、『今日は上り坂で心拍数を限界まで上げて練習しよう。』など、その日の練習の効率を上げるのにとても役立ちます。
もちろんレース本番でも、張り切り過ぎてオーバーペースになるのも抑えられますね。
ガーミン 245 Music で記録したランニングデータはコネクトアプリで確認
トレーニング内容の詳細はスマホアプリGarmin Connectで確認ができます。
データはBluetoothでGarmin Connectに転送できるので、練習後すぐに確認ができます。
また過去のデータなども確認できるので、前回のレース前はどんな練習をしていたか?や、前回のレースではどんなペースで走っていたのか?などを確認することができるのでとても便利です。
ガーミン 245 Music ライフログ機能で歩数や睡眠状態を計測できる
練習データ以外にも、日常的にGarmin Connectを着用していると、その日の歩数やカロリー、睡眠状態、週間運動量などを確認することができます。
ここまで出来てしまうと、練習以外も付けてたくなりますね。
詳細なランニングデータ分析は「ランニングダイナミクスポッド」で
別売りのアクセサリになってしまいますが、ダイナミックスポット(税別8,400円)を使うとピッチ・接地時間バランス・ストライド幅・上下動・上下動比・接地時間を計測できます。
左右の接地バランス・上下動はフォームの改善や、怪我の治り具合まで把握することができます。
私は現在、右大腿部を故障している為、ランニングの接地バランスが左に寄りがちになります。バランスがとれるようになれば安心して走れます。
ガーミン 245 Music は ガーミン 235の後継機種 違いは? 替えベルトはついている?
ガーミン 245 Music (以下245)ガーミン235(以下235)の仕様変更は以下の通りです。
245 | 235 | |
本体サイズ | W42.3 × H42.3 × D12.2 mm | W45 × H45 × 11.7 mm |
重さ | 38.5g | 42g |
稼働時間 | GPSモード:最大22時間 GPS音楽モード:最大6時間 スマートウォッチモード:最大7日間 |
GPSモード:約11時間
スマートウォッチモード:約9日間 |
防水機能 | スイム、5 ATM | 50m完全防水 |
本体サイズは若干ですが小さくなってます。本体サイズが小さくなった分、重さ軽くなってますね。
女性や小柄な方にも似合いますね。
GPSの稼働時間が11時間から22時間に伸びたことでウルトラマラソンなどにも活用ができるようになりました。
245は音楽を聴きながらでも6時間も稼働できるのはすごくいいですね。
替えベルトですが、今回のガーミン 245 Music には付属されていません。
ガーミン 245 Music で音楽を聞こう!
ガーミン 245 Musicのすごいところは、GPSウォッチ内に最大500曲取り込めるところです。今まででしたらスマホの音楽機能の再生停止動作をすることができましたが、今回のガーミン 245 Musicはスマホは持たずにGPSウォッチとBluetoothイヤホンがあれば音楽が聴けます。今までより身軽にランニングに行けますね。
スマホに入っている音楽を取り込めますし、LINE Musicをなど音楽アプリの曲も取り込めます。
iPhoneを使っている方はiTunesから音楽を取り込むことも可能です。
プレイリストを作成して聴くも良し、アーティストごとに聴くも良し、アルバムごとに聴くも良し。自分の好きなスタイルで選択するのも良いでしょう。
音飛びも全くないのでストレスなく音楽を楽しんでください。
ガーミン 245 Music の充電方法は? 電池の持ちは良いの?
充電方法はGPSウォッチの裏に電極があるので、そこに充電ケーブルを差し込んで充電をします。
クリップ式でないので外れる心配がありません。
充電ケーブルはUSBですが、アダプタを使ってコンセントで充電することを時短で効率も良いです。
0%から100%の充電で最大2時間となっていますが、感覚的には1分で1%充電できているように感じます。
電池の減り具合、連続使用時間は?実際の使用感をレビュー
電池の持ちは使い方によって違うかと思いますが、1日1時間程度のGPSモードと終日スマートウォッチモード生活をして4日目で電池が切れそうになりました。
長時間のGPSモードを使用しなければ、1~2日に1回充電していけば途中で切れることはないように感じます。
ガーミン245 Musicの防水性能は? 濡れても大丈夫?
ガーミン 245 Musicはランニングだけでなくスイムやにも使用できるくらいの防水になります。
普通にシャワーをかけてもお風呂に入っても問題ありませんでした。
カタログでは「スイム、5ATM」となっています。
※5ATMとは、水仕事に耐えることのできる程度の防水機能。
若干機能不足のような気もしますが、公式ホームページでも「スイム」と書いてあるので大丈夫なのでしょう。アクティビティにも屋内スイムがあります。
ガーミン 245 Music のウォッチフェイス(画面)をカスタマイズしよう
メイン画面の時計の表示方法を変更ができます。
初期設定では6種類から選べるので、アナログ風時計にすることで運動以外にもビジネスシーンでも使えますね。
Connect IQ(コネクトIQ)アプリでガーミン 245 Musicを自分好みにカスタマイズ
Connect IQアプリを活用することでウォッチフェイスの変更やワークアウト概算など、自分好みのものをダウンロードしてカスタマイズができます。
画面の保護は必要か? ガーミン 245 Music の保護フィルム
画面の保護フィルムは使用をオススメします。
そんな簡単に割れるものではないと思いますが、思わぬ転倒なので画面が傷つくとショックですし修理で金銭的ダメージも受けますよね。
保護フィルムはネットなどで2枚入りで1000円弱で購入ができるので、保険だと思って購入をするのはいかがでしょうか。
ガーミン 245 Music 本体と合わせて購入を検討している方は、本体+保護フィルムとセットでの購入もオススメです。
公式サイトの値段は税込で43,780円となっていますが、Amazonでは39,480円と4,300円安く購入できます。
さらに、キャッシュレス決済だと5%還元になりますのでさらにお得に買えるようですね。
Amazonでのガーミン 245 Music+保護フィルムの購入はこちらから
ガーミン 245 Music はベルト交換ができるのか?
付属品ではベルトは付いてきませんが、公式ホームページのアクセサリには替えのベルトがあります。
交換方法はネジ式ではなく、ベルトの根元にピンがあり、そのピンをずらすことでベルトの着脱が行えます。
今までのようにネジを外す手間がなくなったのは良いですね。
ガーミン 245 Music が壊れたら? 保証はあるの?
メーカー保証は、商品購入から1年間あります。
それ以降の保証に関してはメーカーにお問い合わせください。
走り方改革を推進? ガーミン 245 Musicのパフォーマンス測定機能
光学式心拍計を使用すると、ランニング開始から
6~20分の間にその日のパフォーマンスコンディションが表示されます。
0±1がベースラインで、プラスになるほど良いパフォーマンスと評価され、イマイチの時はマイナスの数値が表示されます。(最大+20、最小-20)
ガーミン 245 Musicの通知機能
通知機能はうまく設定をすれば、とても使い勝手の良いものになります。
スマホで管理をしているメールやスケジュールや天気予報などの通知をガーミン 245 Musicに連動することができます。鞄にスマホを入れたままにしていても手元で内容を確認ができます。
レース本番でも応援との連絡のやり取りをするときに便利ですね。
手元にスマホがあっても、ガーミン 245 Musicに連動されるので気になる方は、普段は通知オフにするといいかもしれませんね。
ガーミン245 Musicの液晶画面は見やすい?
日中は非常に見やすいです。
夜間はバックライトを付けないと見えないので、左上のボタンを押してバックライトをつけて画面を確認する必要があります。
モニターの動きはとてもスムーズでストレスなく動いてくれます。
ガーミン245 Musicのレビューまとめ
ガーミン245Musicの良いところは
- ウォッチ本体に音楽を取り込める
- 稼働時間がガーミン235の約2倍の22時間になっている
- 通知機能で手元でメールなどを確認できる
- フェイス画面等がオリジナルにアレンジできる
ユーザーとしては、初心者からウルトラマラソンに参加する方まで幅広く使える、とても良いGPSウォッチかと思います。
音楽を聴きながら走るのが好きな方には最高のGPSウォッチです。スマホがいらないのは大きいですね。
きっと音楽が生活の一部になるように、ランニングも音楽と一緒に生活の一部になるでしょう。
是非、自分好みのMusicをたくさん入れて、自分スタイルのランニングライフを楽しんでください。
Let’s try!! Let’s enjoy!!