ガーミン645 Musicフォアアスリートを徹底レビュー【16のポイントを解説】
音楽を聴きながらランニングをしたいけれど、
- スマートフォンのバッテリーが気になる
- 走るのに走るのにスマートフォンが邪魔に感じる
ということはありませんか。
ランニング中に音楽を聴くことでパフォーマンスが10%以上もアップすると主張する研究者もいるようですから、音楽のチカラはあなどれませんね。
そこで今回は、ガーミンを5年以上愛用している私がランナー向け心拍計付き時計にミュージックプレーヤー機能を搭載した「ガーミン フォアアスリート 645 Music(Garmin ForeAthlete 645 Music)」のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
決して安くはないランニングウオッチです。購入前に機能や使い勝手をしっかりと把握しておくことは大切です。ぜひこの記事を参考にしてください。
ポイント① ガーミン 645 Music 基本情報
ガーミン 645 Music の特徴を一文でまとめるなら「光学心拍計と音楽再生機能を搭載したGPSランニングウオッチ」でしょうか。
ガーミン 645 Musicは、市民ランナーが「欲しい」と感じる機能はすべて搭載されている、と言っても過言ではない完成度の高い製品ですから、ランニングウオッチとしてトップクラスの人気を誇るのもうなずけます。
ガーミン 645 Musicの基本機能は次のとおりです。
- 最大500曲の音楽データを簡単に転送可能。お気に入りの音楽は、いつもあなたの手首にあるので、スマートフォンを持って走る必要なし
- 手首から気楽に心拍数の取得が可能。煩わしい心拍バンドを装着せず、心拍数を測定した効率的なランニングが可能
- ロングバッテリー搭載。スマートウオッチモードで最大7日間、音楽再生+GPSモードで最大5時間、GPSモード+心拍計なら最大14時間も使用可能
- ランニングフォーム解析が可能。走っている時の上下動や上下動比、地面に接地した時間やバランス、ストライドなどを解析するランニングダイナミクス機能を搭載
- 柔軟なカスタマイズが可能。Connect IQ™ ストアの無料ウオッチフェイスやアプリなどを豊富に用意
色々と書いてしまいましたが、ガーミン社が作成したプロモーションビデオがありますので、こちらもぜひ見てください。
ガーミン645Musicプロモーションビデオ[動画:ガーミン公式サイトから]
ガーミン 645 Musicが欲しくなってしまいませんか?
さて、ガーミン 645 Musicの基本機能についての紹介はこれくらいにして、さっそく開封の儀から初期設定までを進めていきますね!
ポイント② ガーミン 645 Music の基本的な使い方と初期設定の流れ
まず、箱の中身は ↓ こんな感じです。
内容物は本体の他に、充電用ケーブル、クイックスタートマニュアル、保証書、ステッカーと、必要最小限のシンプルな構成です。
ステッカーの「beat yesterday」の言葉が「さぁ、走ろう!」という気持ちにさせてくれますね!
なおACアダプターは付属されていません。別途、購入する必要がありますので、ご注意ください。
ただ、PCのUSBポートからも充電できますので、USBポートが付いているPCをお持ちでしたら、ACアダプタを購入しなくても大丈夫です。
ちなみに、スマートフォンのACアダプタでも充電することができました。
(ただし、マニュアルには、PCのUSBポートか純正のACアダプターを使用するように記載があります。純正以外のACアダプタを使って充電するときは、自己責任で行ってください。)
初めて電源を入れたときは、次の初期設定が必要になります。
- 言語の設定。日本語が英語を選択します。
- スマートフォンとのペアリングをします。ペアリングをする場合は、スマートフォンにGarmin Connect Mobileアプリをインストールします。ペアリングを行う場合は以降の設定は不要です。
- 距離表示の設定。キロメートルかマイルを選択します。
- 時間表記の設定。12時間か24時間を選択します。
- 性別、誕生日、身長、体重を入力します。
ペアリングをせず、取りあえず使い始めるのでしたら、1分くらいでさくっと初期設定を終えることができます。
なお、付属のマニュアルは簡易なものなので、詳しい内容はガーミンのウェブサイトからダウンロードする必要があります。
チュートリアル動画も用意されていますので、参考にしてみてください。
さて、それでは続けてガーミン 645 Music の機能を徹底的にレビューしていきます!
ポイント③ ガーミン 645 Music でGPSを補足して走り始めるまでの時間は?
ガーミンはGPS機器に強いメーカーですから、衛星を捕まえるスピードがとても速いです。
ほんの数秒でGPSを補足してくれるので、GPS補足を待つという感覚はありません。
ひと昔前のGPSランニングウオッチは、GPS補足に5分以上も待たされました。そんな経験があるので、ガーミン645 MusicのGPS補足速度の速さに、感動もひとしおです。
場所によってはGPSの補足に30秒~60秒ほどかかる場合もあるようですが、補足中は軽くストレッチでもすれば良いだけ。
ガーミン645 Musicを使っていて、GPS補足のためにランニングの開始が遅れた、ということは無いです。
ポイント④ ガーミン645 Music の光学式心拍計の性能は? VO2Max(最大酸素摂取量)の測定も可能!
心拍数を測定してトレーニングをすることは、私たち市民ランナーにとって、楽しくランニングを続けるためには、とても大切なことだと思います。
ただ、これまで心拍数を測定するには胸バンドを装着することが一般的でした。この胸バンド、思った以上に面倒なのです。
胸バンドは軽く水で濡らす必要があるので、特に冬場の朝ともなると、胸バンドを着けること自体に心が折れてしまうことも、しばしば。冬の早朝は、特に冷たいんですよね。。。
ガーミン645 Music は光学式心拍計を搭載しているため、面倒な胸バンドを使わず、時計を手首に装着するだけでリアルタイムに心拍数を測定できるのが、なんと言っても嬉しいです。
光学式心拍計の便利さ・快適さを知ってしまうと、もう胸バンド式には戻れませんよ!
ただ、一つだけ気をつけたいことがあります。それは、ガーミン645 Musicと手首をしっかりと密着させることです。
ガーミン645 Musicの光学式心拍計は、緑色の光を血管に当てて反射する光を読み取って測定しているそうです。そのため、ウエアの上から時計をすると心拍測定ができません。
試しにウエアの上にガーミン645 Musicをつけてみましたが、心拍を測定してくれませんでした。
それと、光の反射を利用するので、ガーミン645 Musicと手首が密着していないと正確な測定ができないようです。しっかりと手首にガーミン645 Musicを密着させましょう。
ただ、もしかすると少し測定精度が落ちているかもしれませんが、あまりにもキツく装着しなくても大丈夫かな、と思います。
ガーミン645Musicを使い始めたときは、手首に跡が残るほどきつく装着していたのですが、いまは少し緩めに装着しています。それでも、心拍数は取得できていますね。
VO2Max機能で予想タイムを推定!
ガーミン645 Musicは、VO2Max(最大酸素摂取量)を自動的に計測してくれるのです。このVO2Maxがわかると何が嬉しいかといえば、5km、10km、ハーフ、フルマラソンの予想タイムを推定できることです。
例えば、VO2Maxが46なら、フルマラソンの予想タイムは 3時間59分になり、サブ4が目指せるレベルにあることがわかります。
トップランナーはVO2Maxが80を超えるそうです。
ちなみに私の現在のVO2Maxは50です。フルマラソンの予想タイムは3時間39分。私が目標にしているサブ3.5の達成には、もっとトレーニングが必要ですね。
VO2Maxを知ることで、おおよそのタイムの推定ができますから、日々のトレーニングの励みになります。
ただし、VO2Maxは厳密なものではありませんし、脚力やレース環境は考慮されていません。
ガーミン645 Music でVO2Maxが46と計測されたからサブ4を達成できる、という訳ではありませんのであしからず。
ポイント⑤ ガーミン 645 Music ランニング中の使い勝手をレビュー
ランニング中は、ペース、速度、距離など、ランナーが確認したい! と思う情報が常時表示することができます。
表示する項目は柔軟にカスタマイズ可能で、好みにあわせて、文字を大きくしたり、一画面に多数の情報を表示したりと、画面表示を自分なりに柔軟に工夫できるのが有り難いです。
ちなみに私は使用頻度の多い順に、1画面目に距離・タイム・ペースを、2画面目に心拍数を、3画面目に現在時刻を表示させています。
1画面目は、通常のトレーニングやレースで使うことが多いですね。2画面目は、心拍数を上げすぎないジョグのときに多用し、3画面目は、通勤ランなど時刻を気にする必要があるときに重宝しています。
他にも、走る人のために考えられた地味だけれども便利な機能が豊富で、ストレスなしに走れるよう工夫が見られます。
たとえば、自動ポース機能は通勤ランなど市街地で走る場合に重宝します。信号待ちのとき自動的にタイム計測が一時停止し、走り出すと自動で計測が再開してくれるのです。
パーチャルパートナー機能も私はよく利用します。これは、設定したペースで走る仮想のランナーと比較して、いま自分が先行しているのか遅延しているのかを表示してくれる機能です。
一人でランニングの練習することが多いときは、パーチャルパートナー機能を使うことで、ペース配分のトレーニングが楽にできます。
心拍ゾーントレーニング
心拍を測定して心肺に適切な負荷をかけることが、ランニングの上達に有効と言われています。
負荷が低すぎても高すぎてもトレーニング効果が薄くなります。適切な指導者の元で限界に挑戦するトップアスリートでない限り、高すぎる負荷はとても危険です。
ガーミン645 Musicには、心拍数の数値別に5段階のゾーンに分類し、目的別に心拍ゾーンを意識したトレーニングができる仕組みが用意されています。
最大心拍数の50%~60%をゾーン1、以降10%毎にゾーンを区切り、最大心拍数の90%~100%がゾーン5になります。
例えば、5段階で2番めに軽いゾーン2は心肺機能の向上に適していると言われており、日々のジョグに最適です。
持久力向上のトレーニングではゾーン3を、スピードトレーニングのときはゾーン4を目安にするなど、トレーニング内容に応じて使い分けることができます。
でも、いま心拍数が135だから、ゾーン3に入っているので、ゾーン2にするために123以下に落とさないと、なんて考えながら走るなんて無理です!
なので、ガーミン645 Musicは、心拍数をゾーン別に色分けをして表示してくれます。実際に走るときは、今日はジョグ目的だから青色のゾーンで走る、と「色」を意識するだけで大丈夫です。
私は時間に余裕がある休日にジョグをするときは、タイムや距離を表示せず、心拍ゾーンのみを表示して、気楽にランニングを楽しんでいます。タイムや距離をみてしまうと、つい頑張って走りすぎてしまうので。。。ポイント⑥ ガーミン 645 Music で記録したランニングデータはコネクトアプリで確認
ランガーミン645 Musicで記録したランニング情報は、スマートフォンやPCのコネクトアプリ(ガーミンコネクト)で、過去データも含めて詳細を確認することができます。
ちなみにダイエット管理用に、体重の推移なども見ることができます。
データはクラウド上に何年分もさかのぼってデータが蓄積できます。
もちろん、ガーミン製のランニングウオッチを使っていれば、機種を変えてもデータの互換性は保たれます。
過去の自分の走りを振り返ってみるのは楽しいですよ。
ポイント⑦ ガーミン 645 Music ライフログ機能で歩数や睡眠状態を計測できる
ガーミン645 Musicは、一日中装着して歩数や睡眠時間などの記録を自動で記録してくれます。ライフログ機能と呼ばれるものです。
ライフログとして利用している時は電池の消耗が激しいGPSを利用しないため、バッテリーは最長で7日間、実際に運用してみると4~5日間くらいは持ちます。
ライフログとして使うには、常に時計を身に着けていなければなりませんが、ガーミン645Musicはシンプルなデザインのため、ビジネススーツにもカジュアルウエアにもマッチします。
実際に私はビジネスシーンでもガーミン645Musicを使っていますが、まったく違和感を抱きません。
それとライフログ機能のうち、睡眠時間を記録してくれる機能が面白いです。ガーミン645Musicを使い始めてから、睡眠時間に気をつけるようになり、生活リズムが良くなった気がします。
ガーミン645Musicはたった42.2gの超軽量ですし、13.5mmと薄いため、睡眠時に着用していても、まったく邪魔になりませんでした。
ポイント⑧ 詳細なランニングデータ分析は「ランニングダイナミクスポッド」で
ガーミン645 Musicにはたくさんのオプション製品があります。
まだ私は購入していないので今回は使用レビューができないのですが、これから、ぜひ購入したいと考えているのが「ランニングダイナミクスポッド」です。
重さわずか12gのランニングダイナミクスボットを体に装着して走るだけで、ランニング中の身体の左右バランスや、上下動などを記録することができる優れものなのです。
具体的に、ランニングダイナミクスポッドで記録できるデータは次のとおりです。
- ピッチ:1分間あたりのステップ数
- 接地時間バランス:左右の足が接地している時間の割合
- ストライド幅:一歩の歩幅
- 上下動:身体が上下に動く振れ幅
- 上下動比:上下動とストライド幅の比率
- 接地時間:足が地面に接地している時間
もしかすると、マラソン初心者の方には、ランニングダイナミクスポッドで計測するデータは過剰に感じるかもしれません。
でも初心者の方ほど、ランニングダイナミクスポッドを追加購入することをオススメしたいです。
なぜなら、ランニングダイナミクスポッドで得られる情報から、走りの「クセ」が見えてきますので、故障の予防にも繋がるからです。
例えば、接地時間バランスが左右片方に偏っていないか、極端にストライド幅が広すぎないかなど、ランニングフォームを見直す良いきっかけになります。
ランニング中の動作を動画で撮影したり、ランニングコーチにチェックして頂くのもよいですが、日々のランニングの中でデータを取って振り返るほうが手軽です。
私もランニングフォーム改善のために、ランニングダイナミクスポッドを購入したいと思います。購入したらレビューしますね。
ポイント⑨ ガーミン 645 Music で音楽を聞こう!
ガーミン 645 Musicの最大の特徴は、なんと言っても、音楽を聞くことができることでしょう!
500曲もの音楽データをガーミン 645 Musicの中に入れて走ることができるので、スマートフォンを持って走ったり、音楽データを頻繁に入れ替えたりする煩わしさがありません。
もちろん、ガーミン 645 Musicとイヤホンは、Bluetooth接続できますので、コードレスでランニング中に音楽を楽しめますよ。
実は、ガーミン 645 Musicを使う前、音楽機能は無くてもよいかなと思っていました。
でも実際にガーミン 645 Musicを使ってみて、あまりの快適さに今では音楽機能は必須だとすら感じています。
ちなみに音楽機能が無い「ガーミン 645」という製品もありますが、価格差は定価ベースで5,000円です。
これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれだと思いますが、音楽機能は後付けすることができません。
2機種の差は音楽機能の有無だけです。重さや大きさに違いはありません。絶対に音楽機能は要らないという訳でなければ、音楽機能の付いたガーミン 645 Musicを断然オススメします。
ポイント⑩ ガーミン 645 Music の充電方法は? 電池の持ちは良いの?
バッテリーが空の状態からフル充電まで、最大で2時間が必要です。
でも、実際はバッテリーが空になる前に充電をすることがほとんどで、通常は30分から1時間くらいでフル充電できます。
充電方法も、PCのUSBポートからできますので、手間がかからないのが嬉しいです。
ちなみに、私はお風呂に入っているときに充電することが多いですね。入浴前に充電して、
入浴後に一息ついたときにはフル充電が完了している感じです。
ガーミン 645 Musicは睡眠時間の測定もできるので、睡眠時間の計測も行いたいときは、お風呂時間に充電することをオススメします。
電池の減り具合、連続使用時間は?実際の使用感をレビュー
なお、電池の持ち時間は高機能な機種にもかかわらず、他のランニンウオッチと比較しても決して引けを取りません。とても頑張っていると思います。
マニュアル上の数値は次のとおりです。
- スマートウオッチモードで最大7日間
- 音楽再生+GPSモードで最大5時間
- GPSモード+心拍計で最大14時間
実際は、スマートフォンからの通知受信や、バイブやアラーム動作などの使い方によって、だいぶ電池の持ち時間が変わってしまいます。
私が実際にスマートウォッチモードのみで使ってみたところ、カタログ値より少し短くなって、4~5日毎に充電をすることが多いですね。マニュアルの数値より少し電池の持ちが短い感じです。
ただし音楽再生をしながらトレーニングで利用していても、いまのところ電池の残量が気になったことは一度もありません、
音楽を聞かず、GPSモード+心拍計であれば最大14時間も電池が持ちますので、フルマラソン大会でも安心して使うことができますね。
ガーミン 645 Musicを使ってみて、充電方法や電池の減りで悩むことは少ないと言えます。
ポイント⑪ ガーミン645 Musicの防水性能は? 濡れても大丈夫?
防水等級 5ATM (水深50mの水圧に対応)なので汗や雨に濡れるのはもちろんOKですし、手洗いやお風呂に入っても問題ありません。スイミングも大丈夫です。
ただし故障の原因になりますので、水中やガーミン 645 Musicが水に濡れた状態では、キー操作を行わないでください。それと洗剤も使わないでください。
また汗や海水に触れたあとは、真水でよく洗い流して布でしっかりと拭き取るお手入れも必要ですね。
ポイント⑫ ガーミン 645 Music のウオッチフェイス(画面)をカスタマイズしよう
ウオッチフェイス(画面)とカスタマイズは自由にできます。表示項目を変更・追加して、好みのデータを表示させましょう。
Connect IQ(コネクトIQ)アプリでガーミン 645 Musicを自分好みにカスタマイズ
Connect IQとは、ガーミン製のスマートウォッチで利用できるオープンプラットフォームです。
近年、Connect IQアプリが充実してきて、画面表示をかっこよくするもの、トレーニング情報の分析を細かくできるもの、エンタメ系などいろいろと無料で利用できます。
ガーミン 645 Musicに対応したアプリもたくさんあります。クチコミ・レビューも参考にしながら、色々と試してみてください!
ちなみに私は色々と試した結果、デフォルトの画面に落ち着きました。デフォルトの画面でも、シンプルでカッコいいですよ。
ポイント⑬ ガーミン 645 Music はベルト交換ができるのか?
ガーミン 645 Musicはベルト交換が自分で簡単にできます。
時計は毎日身に付けるものですし、ランニングウオッチのため、汗や水でどうしても月日がたつと、汚れや痛みが心配になってしまいます。
でも、いざとなったら自分でベルトを交換できることは、これからガーミン 645 Musicを使っていく上で安心です。
ちなみに交換ベルトは4,500円(税別)で購入できます。
ポイント⑭ 走り方改革を推進? ガーミン 645 Musicのパフォーマンス測定機能
トレーニングを終えたあと、回復に必要な時間などをアドバイスしてくれます。「休むことも練習」ということですね。
働き方改革ならぬ、走り方改革ということで、ついつい走りすぎてしまう方には、積極的に休みを推進してくれる有り難い機能です。
このように休みを促してくれる機能は、他社ウオッチでは見かけないですね。ガーミンならではの機能だと思います。
ポイント⑮ ガーミン 645 Musicの通知機能は便利だけど
ガーミン 645 Musicとスマートフォンをペアリングしておくと、電話の着信通知や、LINEなどのSNS通知を、リアルタイムで通知してくれます。
バイブレーションにより、スマートフォン単体よりも気づきやすくなった気がします。
とても便利な機能ですが、通知が多すぎる場合は電池の消耗が早くなってしまいます。
通知が多い場合は、通知対象のアプリを絞り込んだほうが良いかもしれません。スマートフォンのアプリから、通知対象のアプリを設定できます。
ポイント⑯ ガーミン645 Musicの液晶画面は見やすい?
ガーミン 645 Musicの液晶画面の見やすさを、明るい場所と暗い場所で試してみました。
- 明るい場所での見やすさ
画面の反射、チラツキがありませんのでとてもクリアに見えます。
解像度も高いですね。ドットによるギザギザ感が少ないです。 - 暗い場所での見やすさ
夜間ランの場合は、周りが暗いと画面が見えません。その時は、左上のボタンを押すと、バックライトが付くので文字がはっきりと読み取れます。
ただしバックライトは電池を消耗しますので、多用にはご注意ください。
ガーミン645 Musicのレビューまとめ
ガーミン645 Musicは、一般的なランナーに必要な機能がバランスよくそろって使い勝手が良いです。
なによりガーミン645Musicの最大の特徴である音楽機能が内蔵されているので、ランニング中にお気に入りの音楽を楽しめることは、とてもありがたいことです。
もうランニング中に音楽を聞くために、スマートフォンや音楽プレーヤーを用意する必要はありません。
またバッテリーの持ちも比較的よく、フルマラソンまでなら十分です。ウルトラマラソンにも、どうにか対応できそうなレベルにあります。
スマートフォン連係機能やライフログ機能もあり、軽くて薄くシンプルなデザインのため、服装も選ばないことから、日常での使用にも大活躍しています。
ガーミン645Musicがあれば、いつでも、どこでもランニングを楽しめるため、私は大満足しています。
一つ課題を挙げるとしたら、ランニングウォッチとして価格が若干高めの部類に入ることでしょうか。
でもランニングウオッチは頻繁に買い換えるものではありませんし、後から機能追加することが難しいです。
なので、初めからランニングに必要な機能がそろっているガーミン645 Musicを購入したほうが、結果的に安上がりだったと感じています。
ガーミン645 Musicは、
- スマートフォンなしで音楽を聴くことができる
- 手首で心拍数を測定して効率的なランニングができる
- GPSモード+心拍計で使用しても最大14時間も連続使用ができる
- ランニングフォームの解析ができる
- 柔軟に画面のカスタマイズができる
などランニングに必要な機能が漏れなくそろっているので、初心者から上級者まで、すべてのランナーに、自信をもってオススメできる製品です!
このレビュー記事が、あなたのランニング・ライフに少しでも役立つことができましたら幸いです。